2017年4月26日水曜日


すっぽりと霧に包まれた朝は、目が冷めても夢の世界にいるようで、
なるべく静かに、ゆっくり、そーっと身支度を整えたくなる。
大きな音を立てても霧はなくならないのだけれど、
なんとなく静かにしていたほうが、長いこと霧が立ち込めたままでいてくれるような
気がして、つい息を潜めて外の気配を伺ってしまう。

霧は湖の中に入り込み、中島の三角が見え始め、
しばらくするとどこかに消えていってしまい、春らしい少し霞んだ湖が見えてくる。



扉を開けると雪解けの沢の音に重ねて鳥たちの声が聞こえる。






鳥の声を聞きながら森の中の散歩。
足元のふかふかの土の中から小さな芽がたくさん顔を出していた。





珈琲教室の準備も兼ねてペーパーフィルターでコーヒーを淹れる。
ペーパードリップにはペーパードリップの美味しさがある、と思う。




おまけの写真

森で見つけたこごみ。
少しだけ摘んできて春をいただきました。