8月29日 水曜日
月に一度はブログを書こうと思っていた。
1ヶ月は私が思っていたよりずっと短かった。
それなら季節ごとに庭のことやら暮らしのことやら
書き綴ろうと密かに心のうちで決めた。
ところが夏はものすごい速さで過ぎ去ってしまった。
というわけで、月浦、すでに秋の風が吹いている。
ワレモコウが花をつけ、セイタカアワダチソウも咲いた。
庭に出ると虫の声があちらこちらから聞こえる。
バッタがピョンピョンしていると思っていたら、
コオロギがあちこちで跳ねている。
赤トンボも風にのってふわふわ飛んでいる。
秋の役者が出揃った8月終わりのゴーシュの庭は
思い切り鬱蒼としている。
今年はノラニンジンがたくさん咲いた。
実は私はこの花がとても好きで、数年かけてゴーシュの庭に積極的に誘致した。
散歩にでかけるたびに、道端に生えているノラニンジンを
根っこから抜いて持ち帰ったり、種を収穫しては庭に撒いたり。
努力の甲斐あって、野菜やハーブと競うようにノラニンジンが元気に茂っている。
ゴーシュの庭は不耕起栽培なので雑草と野菜やハーブが混在している。
このところ私が育てているものも、勝手に生えているものも
一生懸命成長しようとしているらしく混沌度が半端ない。
雑草の中に野菜を見つけて収穫する日々。
緑の中で緑の食べ物を探す。
虫の声を聞きながら今晩のご飯になりそうな野菜を収穫し、
あると料理のモティベーションが上がるようなハーブ類を収穫する。
庭の手仕舞いをするまであとひと月半ほど、
摘んできたものが食べられる幸せを堪能しようと思う。